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2004/08/08 ...... ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2004
前日、サッカーを見終わって準備をして眠ったのが0時半頃。6時頃に起床。準備をして、最寄駅の7時12分の浜松行きの電車に乗るつもりで原付で7時頃に家を出るが、原付だしサクッと着くかなと思いきや、思ったより時間が掛かり、駅に着いたところで電車が出ていってしまった。いきなり最初で躓く。7時45分のひかりに乗るには、次の電車を待ったら間に合わない。仕方が無いので、そのまま原付で浜松駅まで。しかしただでさえスピードが出ない上に焦っていて、更に信号に引っかかりまくりでイライラするというか凹むというか、んでもって再度走り出すと「チョイノリがんばれー」みたいな感じで朝からそんな感じで気分が上下しつつ、7時35分頃には原付で浜松駅近くの駐輪場に到着。そこからホームまでも一応走りはしたが、思ったより早く着けた。最初からこっちに来るのでもよかった気がしつつ、いやでもとにかく間に合ってよかった…。5km/h戻った効果は大きかったな。よかった。時間が時間なので新幹線も座れたし…。

7時45分にひかりで浜松駅を出て、9時5分頃に東京駅着。山手線で上野まで。ここで9時20分頃かな。朝から殆ど何も食べていなかったので、そこで食料を購入。で、当初の駅探で調べてあったものの予定では10時丁度の常磐線の特急「スーパーひたち」で11時10分に勝田に着くのが一番早いですよってなってたんで、「時間あるからゆっくり飯でも食おうか」と思っていたんだけど、上野に着く前辺りに携帯で調べたら、9時30分?34分?にも勝田行きの常磐線特急「フレッシュひたち」があったので、それに乗ることに。時間が無くて少し焦ったけど、急いで乗り越し分の乗車券と特急券買って、座れたのでよかった。しかし気付いたら喫煙席だった。ま、いいかと最初は思ってたけど、途中からは「そうでもなかったな」と思いつつ(笑)もう既に着いたらしい友人とメールをしながら、1時間20分程で会場の最寄駅の勝田駅に到着。10時55分くらい。予想していたより新しくて大きな駅だった(笑)帰りの乗車券と特急券を購入し駅構内のマツキヨで飲み物を購入し、駅を出てバスの往復乗車券を購入し、バスに乗りいざ会場へ。

直行バスは駅から一本の道を走り、情報通り?20分程で会場のひたちなか海浜公園へ到着。つい何日か前までは「行くの面倒」とかかなり盛り下がっていたが、いざ行くつもりで準備を始めたら、なんだか上手くサーっと流れたね。交通費掛かる、と思っていたけれど、新幹線の往復きっぷを買ってしまったらもうそんな気にならなくなっちゃったし、遠いとか思っていたけれど、特急と言うのが偉大で鹿島神宮方面へ行くのと比べて全くストレスを感じることはなかったし。そんな感じで、会場に到着。着くとやはりなんだか頬が緩んだような感じがしたりして。もう大きな音は聞こえているが、とりあえず入場。もう始まっているタイミングで会場に到着するのは予定通り。ただ、予定していたスーパーひたちより早く着けたので、一番良いタイミングで来れたんではないかな、と。まだ結構この時間に向かう人は多かったけどね。始まる前だとこの比ではないのかな…。

■GOING UNDERGROUND
入場し、まず目の前がレイクステージなので、ここのトップバッターのもうGOING UNDERGROUNDはもう演奏中。セットリストを見ると、最初は僕の知ってる曲で、次が知らない曲だったので、"センチメントエキスプレス"が僕の耳にした最初の曲なんだと思う。それらを耳にしつつ、まずクロークに荷物を預ける。なんだかんだで今回が野外フェス初体験なわけで、色々情報だとかを見てきたつもりでも、今回なんかは殆ど事前の情報ってものが入ってもこなかったし、少し調べたくらいだったのだが、この部分(荷物)だけはちゃんと調べて、そうしようって決めたりしてね。とりあえず着いてしまえばどうにかなるな、とかそんな感じだったから…(笑)後から友人にレジャーシートの上に荷物置いてたーとか聞いたので、それでもよかった気はしたが、まぁいいや。荷物を預けて、公式グッズを少し眺めながら、レイクステージの入り口から見て左側の部分へ移動し、ちゃんとGOING UNDERGROUNDを見始める。トップバッターには丁度良かった感じだね。よかったよ。最後が"トワイライト"でかっこよかった。終わった時は「あ、この時間でもう終わっちゃうもんなのか」とも思ったけど。

GOING UNDERGROUNGが終わり、18きっぷでながらと鈍行で来た友人2名と合流。レジャーシートに案内してもらいつつ、まぁ今回初めてだから色々な景色を眺めたり飯を買って食べたりしながら、歩いてメインステージであるGRASS STAGEへ。徒歩で15分くらいかかるということで、確かに遠いなーという感じはしたが、何度か歩きで往復出来そうな距離だという手ごたえも。この日1日でサッカーのレプリカを着てる人もまぁ予想通り結構居たわけだが、結局僕はジュビロのレプリカではなく(茨城なのでね、ちょっと最終的に怖気づいてしまった(笑))、pre-schoolのTシャツ。っていうかもう殆どライブ行ってないんでこれと言った音楽系のTシャツは無いんだよなぁとか思ったりしつつ。加えてMichelle Gun Elephantのビニールポーチで、昔ライブ行ってた頃の格好とかわりゃしないという…。やはり殆ど海外のクラブなんだけど…ヴィッセルの 楽●天 のユニを着てる人を見て、「あ、自分もジュビロのやつ持ってこればよかったな」と。あと水戸のレプリカ着てる人も居たけど、夜のホームゲームとはしごしたのかな、なんて思ったりしながら。でもタオルマフラーはこの間書いてた通り、ジュビロxバルサのやつを持ち歩いてた。

■HUSKING BEE
GRASS STAGEの大きなゾーンに入ると、まず右側の HMV DJ BOOSEからPixiesの"Debaser"が大音量で流れている。「あー、楽しそうだな」と思ったので、時間が空いた時には是非行こうと決める。スプリンクラーで水浴びしたら冷たく、そんな感じでGRASS STAGEに到着し、途中からハスキングビーを遠くから見る。っつっても見たのは4曲くらいかな。4 人になってからの曲は全くと言っていいほど知らないので、見た曲も"ボタンの砂???"以外は知らない曲。でもやはりかっこよかった。もうちょっと見たかった。前の方へ行くならハスキンだろうなぁーと思いながら見てたけど、始まったばかりだったし、次にすぐクラムボンを見に行くというのがあったので、まぁスタンディングゾーンの入り口辺りで見ていた。友人1人が先に「クラムボン見る」と言って離れ、"カは力〜♪"という曲で「エレカシを見る」と言っていた友人を置いて僕も離れる。

■クラムボン
GRASS STAGEからLAKE STAGEまで早足で向かい、開始15分前くらいには到着。今回は下のスタンディングゾーンの方へ降りて、来たのが早かったからかそこそこ空いてたので、結構前の方へ。だいぶステージと近かったが、でも5年前に初めて見た時は文字通り「目の前」だったので、それを考えるとこんな大きなステージってすごいなと感じる。でもフジとかもWHITE STAGEだったか大きなステージで出てるんだもんね。今回はそれ以来で約5年ぶり。クラムボンは自分たちで音のセッティングをしていたり、ミトが客と会話したり、SEで流れていたTHE BOOMの"島唄"に合わせて手を振ったりして観客を扇動したりしていて、待ち時間も面白かった。こんなだから「あれ?もう始めていいんですかね?」とかそんな感じで13:10にスタート。

自分の中では今回の面子の中で一番楽しみだったのはクラムボン。今までにアルバムも全部借りて聴いたことあるわけなんだが、今回曲名と曲が一致したのは"サラウンド"だけ(笑)まさかこんなに分からないとは思わなかった。曲は「あぁ、この曲知ってるなぁ」とは思うんだけど、曲名が出てこなくて。後でセットリスト見てみると"シカゴ"とか"ミラーボール"とか、2ndからもやっているのになぁ。"フォルクローレ"も新しい曲だから曲は分かるんだけど…って感じ。いかに自分が気に入った曲しか聴いていないかがわかる。新しい曲なら"Tourist Of The 未来'n"とか聴きたかったな。丁度暑くなってきた時間帯だったので最初はいきなり遅くて濃い曲だったのでちょっとダルさがあったが…風があって結構涼しい空気が流れ込んできたので、段々気にならなくなってきたのでよかった。1曲目が終わった後に、MCで「気持ちいいねー」なんて言ってたんだが、前日はサマソニで都市のスタジアムの中でやってきたわけだから、その言葉に妙に納得。

それにしてもピアノ、ベース、ドラムでサポート無しの3人編成でこの音の厚さと雰囲気はすごすぎ。5年前と比べれば音も変わってるけどね、でもやっぱいいなぁ。演奏も更に巧くなってる?最後の曲は原田郁子のソロデビュー曲をクラムボンで。しかも3人でもかっこよくて、ソロの意味は…クラムボンとはちょっと方向性が違うからか?原田郁子がソロでデビュー出来るんだから、それだけ楽曲や歌や声が良いってことなんだろうなぁ、と。ちょっと変な言い方に見えるが…(笑)もう1曲くらいやってほしかった気持ちもあるな。でもアンコールとかなさそうだったので。ワンマンとかも行ってみたいね。

クラムボンが終わり、レイクステージ裏の大きな池の付近が風が気持ちよく、風に乗ってGRASS STAGEのエレカシが聞こえたので、それを聴きながら少しの時間ボーっとした後、再度GRASS STAGE方面へ歩いて移動。途中凍ったペットボトルを購入。着いた時もまだエレカシがやっていたが("ガストロンジャー")、そんなに興味が無かったのでHMV DJ BOOSEを通り過ぎ(多分そんな好きな曲は流れていなかったのかな?)、アーティストのグッズ売り場へ。とりあえず今回絶対買おうと思っていたFantastic Plastic MachineのTシャツを購入。あまりすごい好きなやつはなかったけど…一番良いと思ったやつを。一番並んでいたのはやはり?ハスキングビー。隣のスカパラがガラガラだったのが少し意外。しかも安かったのだが、あまりいいのがなかったので見送り。あとGrapevineとSpitzも見たけど見送り。あとは公式グッズね。1つ頼まれてて買いたいやつがあったんだけど、まぁ来てすぐ見た時にもうSOLD OUTになっていた。こっちではまだぶらさがってはいたのだが、やはりSOLD OUTだった。

エレカシが終わったのでエレカシを見ていた友人のところへ行く。引き続き友人は次の奥田民生(15:00〜)をもっと前の方へ見に行くということで、自分は15:00からはHMV DJ BOOSEでお笑いを見たかったので、少し話して僕はまたGRASS STAGEのスタンディングゾーンから離れる。もう一人の友人は「ハングリーフィールドで飯を食っている」と言っていた。自分はとりあえずこの後のお笑いを控えるHMV DJ BOOSEへまた向かう。

■不足の美(YO-KING、ミネタカズノブ [銀杏BOYZ、ex.GOING STEADY])
HMV DJ BOOSEへ近づいて行くと、そこから小沢健二の"ぼくらが旅に出る理由"のホーンの音が聞こえるのが分かったので、ついつい走り出てしまい、辿り着いて歌いながら踊る。丘を越え僕たちは歩く♪なんて感じでアウトロの最中に、ステージの上に誰かが出てくる。他の人が一気に歓声を上げ、前へ押し寄せる。僕は誰か見えなかったので(笑)、流れで前に。そしたら登場したのはYO-KINGと元GOING STEADYで今は銀杏BOYZのミネタが登場。YO-KINGは勿論?初めて見る。ミネタはGOING STEADYを4年半くらい前に見て以来かな。銀杏BOYZは全く聴いたことないが。まぁ二人とも大して好きなアーティストではないが、突然の登場に僕もついつい盛り上がる。おお!こういうことってあるんだな!と。だからこれもかなり近かったな。

二人で不足の美というユニットを組んだということで、そのオリジナル曲?の変なラップ(笑)と、弾き語りのバラードと2曲やった。その善し悪しはどうでもいいとして(笑)、突然の登場だったしMCとかが面白かったね。ミネタは前日に裸足でステージをこなしたら足をやけどしたらしく、車椅子。しかも「7日間風呂に入っていない」とかで「そりゃモテないよ」とか、なんかそこへ辿りつかせる会話が多くて笑った。YO-KINGは「子供?か〜わいいよ〜(笑)」なんて言ってるし、ミネタは別れたらしい彼女の名前を叫んでるし、「(YO-KING)グラスステージにもレイクステージに行かないお前らは中途半端だー!」「(客)イエー!」とかなんかそんなテンションで。面白かった。ここを選択して正解だった、ありがとう小沢健二!(あれ?)二人が居なくなって、次はお笑いなので引き続きDJ BOOSEでルースターズの曲などを聴きつつ踊る。

■ライセンス、チャイルドマシーン
というわけで、15:00頃からHMV DJ BOOSEでお笑い芸人のライブ。別にお笑いとか好きじゃないしテレビとかでも今は殆ど見ないし奥田民生も見たいんだけれど、絶対こういう機会じゃないとお笑いのライブへ行くことないんてないし(笑)そう思ってせっかくだから見た、というか行く前から絶対そうしようとは思っていたけれど。最初がライセンスで、次がチャイルドマシーン。お笑いの番組見ないし好きじゃないとは言っても、昔はちょこちょこ見ていたりしたし嫌いなわけではないし、そもそも自分は笑いの沸点は低いので、二組ともすごい面白かった。かなり笑ったね。ライセンスの方は昨年も出たってことで、客のノリをつかんでいる感じ。ネタも面白かったけど。チャイルドマシーンは逆にその点は最初だなって感じで、もしかしたらお笑い的には滑ってる状況に成り得たかもしれないが、その点ここは音楽フェス!皆、妙なテンションなのでとにかく色んな意味で面白おかしく盛り上がるし、笑えるのだ。僕は素で笑っていたが、いやでもそれだから楽しめる部分もきっとあるんだろう。きっと今回のフェスで僕が一番声を上げた場面はチャイルドマシーンの「ロッキンインジャパン!」「(客)にせん・さん!」の部分だったと思う。それもどうかと思うが(笑)またこういう場があれば是非見たい!

■奥田民生
お笑いのライブが終わり、走ってGRASS STAGEへ向かい、民生。向かっていると、丁度"イージュー☆ライダー"。今回、行くかを迷っている時に、フジへ行ったりしている友人が「でも大きな音を野外で聞けるのはきっと楽しいと思うよ」と言ってくれたのだが、それをこの曲で実感!とてもよかった。スタンディングゾーンへ入ったばかりのところでスクリーンを見ていただけだから、肉眼では殆ど見れていないんだけど、これ以降の曲のステージもすごいかっこよくて、雰囲気や盛り上げ方もさすが。何度も「ジャパーン!」とか言ってて、そこだけ言うとなんか面白かった。勿論他の4人含めて演奏もとてもうまいし、かなりかっこよかった。後悔はしていないが、最初からも見たかったね。是非また見たい。もしかしたら見た中ではベストアクトだったんではないだろうか。ちゃんと見ていないので判断がし難いけど。うん、是非また見たいと思う。

その後、またHMV DJ BOOSEへ。戻ってきた最初はMONGOL800が流れてたから、(あんまり知らないし)そのまま通り過ぎようとしたんだけど…終わって次がHi-STANDARDの"Can't Help Fall In Love"だったのでまたすぐ戻って跳ねたり歌ったり。その次がブルハだったが、やはりあんまり興味無かったのでトイレへ。その後戻ってきた時はoasisの"Whatever"。好きな曲だが踊るような曲でも無いので、そのまま歩いて、今まで歩いていないゾーンを探索。DJ BOOSEの音が聞こえて良い感じに涼しくて緑が見れて寝転がれる場所があったので、そこで寝転がり休憩。The Whoの"My Generation"が聞こえたり、GRASS STAGEのSpitzの準備が聞こえたり。

少し経って、そろそろ16:20開始のSpitzが始まるかな?と思って、元来た道を戻り、HMV DJ BOOSEを通り過ぎると、すぐ次にMando Diaoの"The Band"が流れ始めたので走ってDJ BOOSEに戻り、踊り歌う。いやぁ、楽しい。この曲が終わり「さて、行こうかな…」と思ったら次はThe Smithsの"Ask"!うわぁマジで?スミスの中で一番大好きな曲!それなんで僕はノリノリだったんだが、周りがMando Diaoと比べるとまーったく盛り上がってなかった(笑)あんまり知られていないのかな〜と。でもこの選曲をしたDJは好きだ。そんなんでついつい足止めを食らってしまい、この曲が終わったら更に次は16:30からのSpecial Guest DJの田中知之(Fantastic Plastic Machine)が登場。これとSpitzとどうしようと迷っていて、登場して「もう来ちゃったか!」と思って迷ったんだけど、とりあえずSpitz見ようと思ってダッシュでGRASS STAGEへ走る。

■Spitz
というわけで開始から少し経って、Spitz。ライブビデオは何度も見たことあるが、実際見るのは初めてだ(そりゃ、全然違うし…)。DJ BOOSEから走って向かっていると"メモリーズ"が途中から聞こえ始めて、スタンディングゾーンに着いた頃に終わってしまう。うわー、この曲Spitzの中でも5本の指に入るくらい好きな曲なのに…!Smithsで踊ったのも楽しかったから仕方ないんだけど、残念だ〜。しかしまさかやるとは。次は"涙がキラリ☆"。こういう大ヒット曲は逆に不思議な感じがしない。次が知らない曲。調べたら"モニカ"という吉川晃司のカヴァーらしい。そりゃ知らないはずだ。MCで「前の民生さんのライブを見させて頂いていたんですけど…すごい、"イエーイ"とか言うじゃないですか。やってみたいんですけど…小心者なんで」「それが売りのスピッツです」とかなんかそんなのが面白かった。大きな会場でも今回含め相当やってきているはずなのに(笑)ライブビデオの印象と変わらないなー。面白い。

4曲目が"俺のすべて"。僕も思ったが周りからも「懐かしい!」の声が。いつのタイミングでDJ BOOSEへ戻るか迷いながら見ていたが、その次が"愛のことば"だったかな?この曲も懐かしいし、大好きな曲だったので離れられずに見ていた。そして更にその次は"ハヤテ"!この曲も懐かしいが、自分にとってはここ2、3年でもSpitzの中では一番聴いている部類の曲で、これもSpitzの中では5本の指に入るくらい好きな曲なので、とても嬉しかったし、すごいよかった。次が"スターゲイザー"だったが、"ハヤテ"でほぼ思い残すことがなかったので、それを耳にしながらHMV DJ BOOSEへ戻る。でも"スターゲイザー"もCDじゃそんな好きじゃなかったけど、ライブで聴くのはすごいよかったな。ただ、全体的に音が風に流されてしまっていたのが残念(アーティストの問題ではないが)。

■田中知之(Fantastic Plastic Machine)
戻ってくると既にもう皆かなり踊ってる。16:50くらいに戻ってきたのかな、そこから15分くらい僕も踊ってた。さっきまでの普通に曲を流しているだけのものと違って、本格的なDJプレイ。こういうのも相当久々だな、3年半前に見たBoom Boom Satellitesの前座以来かも。でもそれもブンブンの前座なので、比較的静かなやつだったから、今回これ程のものは初めて。いやぁ、さすがFPM。すごい。基本的にお酒飲まない人間だからあれだけど、飲みながらだったら本当に気持ちいいだろうな〜…いやそれでも飲まないけど(笑)かなり惜しい気がしつつ、17時30分からのレイクステージのGrapevineを見るために移動。もう友人二人はそっちへ向かっていると電話があったので。走って移動していると、GRASS STAGEの方から風に乗ってSpitzの"8823"が聞こえる。やはりかっこいい。これも生で見てみたかったなー。仕方ないが。

■Grapevine
だいぶ涼しくなってきた時間帯だったし、ちょっと早く行きたい気持ちもあったので、GRASS STAGEから走ってLAKE STAGEまで移動。やはり走るとそんなに遠さは感じない。今回も前の方には行ったが、クラムボンの時ほど近くはなかった。下へ降りて最初の柵の一番後ろのような位置。ただ場所が真ん中だったので見やすかったかな。先に着いていた友人と会話をしつつ、17:30でGrapevine開始。見るのはこれで5回目?6回目?でpre-schoolに次いで多い数字だが、前回からは3年半以上空いている。3人になってからは初めて見るライブだ(5人編成はその3年半前に1度見たが)。さすがにクラムボンの時と違って、メンバーが出てきた瞬間に一気に前へ人が押し寄せる。ゆっくり見たかったので僕はそのまま柵に寄りかかれそうな位置で見てたけど。

Grapevineは今回のアーティストの中では間違いなく曲を一番把握しているアーティストだろう…と思っていたが、1曲目、2曲目といきなり最新アルバム"イデアの水槽"から。このアルバムはあんまり聴いていない…(笑)だから1曲目は曲名が出てこなかった。2曲目は"ミスフライハイ"。この曲は分かるし、周りは相当ノリノリだったのだが、そんなに聞き込んだ曲ではなかったのでやはりそこまででもなく。次が新曲。悪くはないけどシングルにはなってほしくない気がする。MCがあって、4曲目は"覚醒"。懐かしい!分かる曲だと嬉しい(笑)次は"風待ち"で気持ちよかった。更に"Here"と続く。やはり良い曲!だが、田中が歌詞を完全に忘れたシーンがあったがあれだったが。7曲目は"豚の皿"。曲名こそ頭に出てきたが、やはり新しいアルバムの曲はあまり聴いていない…(中には聴いている曲もあるけれど、今回やったやつは聴いていない(笑))。これで終わり。

やはり実際生で見ると音がかっこいいし演奏が上手い。ポストミスチルとして最初聴き始めた僕としては…セールスが伸び悩んでて残念な部分があるが(笑)、こういう音楽性でこれだけの音を出せるアーティストはやはり日本では少数だろう。田中は以前よりシャウトが増えた気がするが(つーか相変わらず細い!)、良い意味で皆あまり変わってないね。でもこれだけ人の動くゾーンでバイン見たのって初めてかもしれない。バインだけはいつも後ろや隅でゆっくり見てたので。まぁ今回もそうだけど。前のお姉さんがすごいノリノリで、頭もそこそこ揺れててその度に髪がぶわっとなるのだが、(実際は髪だけなんだけど)頭自体がすごい後ろに来ているような感覚だったので、いつ僕の鼻に頭突きされるかハラハラしながら見てた(笑)7曲だけだったのはかなり物足りなかったが、1曲1曲が長いから仕方ないか…。聴きたかった曲を挙げるとキリがないのだが…"ナツノヒカリ"が聴きたかった。またハコでワンマンとかで見たいね。

ライブ中に友人とははぐれたので、お腹も空いたし屋台などを見て回る。タイ料理だの北アフリカ料理だの中華だの茨城名物だの色々あるわけだが、どこもかしこも時間が時間なのでかなり並んでいる。並ぶのが面倒だったので、あまり人の並んでいないお店で「カルビ丼」を購入。すっかり冷めたカルビ丼。まぁいいか。友人からの電話で「そろそろ帰る準備するよ」ってことだったんで、僕はクロークから荷物を返してもらい、友人たちのレジャーシートへ向かい、その辺で片付けたり着替えたり。もうすっかり空も暗く、昼間と比べると涼しくなった。その後、また少し食料を買ったり、友人が写真を撮るのを待ったりしつつ、HAWAIAN6のライブを遠くで聴きながら19:00を過ぎた頃に会場を後にする。元々混むのは嫌だったから早めに帰るつもるだったが、結構帰り始めていた人も居たし、友人たちも「もうスカパラ見る体力無い」ってことで、僕もバインを見るために走った疲れがきてしまったので(笑)、帰ることに。スカパラも見たかったけど、最初からあきらめていた部分もあったので。

家に着くまでが遠足なので勿論帰りもちゃんと書きます。会場からバスで勝田駅まで。時刻表を調べると、19:19に上野行きの特急があったので、それに間に合ってくれれば…と思っていたが、間に合わず。でも友人たちが結構ゆっくりしていたので(僕がそそっかしいんだろうけど)、それに合わせていたら19:44のフレッシュひたちまでの時間も案外そう長く感じなかった。っていうか丁度良かった。友人たちは18きっぷで20:04発の普通列車で帰るとのことなので、ここで友人たちとはお別れ。帰りは行きのフレッシュひたちよりもきれいだった。今回は禁煙席だ。座れて良かった。21時05分に上野駅着。京浜東北線に乗換え、東京駅まで。東京駅から再び新幹線で浜松まで。新幹線に乗る前のホームでも走ってしまったりして、どうもバタバタしたがる人だね。ひかりだったので22:30発で22:48に浜松着。勝田駅から約3時間で帰って来ることが出来た。あっという間。来た時と同じように原付で家まで戻る。浜松は蒸し暑い。

そんな感じで、今年一番長かった夏の一日も終わり。それでも、朝は涼しいし、電車の中は涼しいし、会場も13時〜14時は暑かったけどそれ以外はそうでもなく風が気持ちいいくらいだったし。思った以上に無事に順調に楽しく過ごすことが出来たので良かったと思うし、自分でも思っていたよりも野外フェスというものを楽しめたと思う。行く前は、楽しかったとしても「まぁ、今後行きたいと思うかとは別だけど(笑)」なんて感じだろうなと思っていたが、帰る頃にはそうでもなかったね、「また機会があったら来たいな」って言う…なんかRIJFに比較的否定的だった自分を考えると恥ずかしいけど(笑)交通費はそれなりに掛かっちゃってるわけだけど、時間が思ったよりも掛からないのが大きいし、空気とか…やはり環境が良かったので。

ま、風で音が流れたりだとか、マイナス点が無いわけでもないけど、でも今回自分はマイナス点を溜め込むことはなかったね。翌日、同じ週末に開催されたサマソニのBBSをなんとなく見ていたら批判的な意見が多くて、「あ、最初がRIJFでよかったな」って思ったもん。RIJFでも充分若い層なんだけど、サマソニはもっとそうなんだろうか。でもいざRIJFのBBS見ると、批判的な意見が無いわけでもないんだけど。まぁ、反省材料もあって当然のことだと思うし。ダイブ禁止の事に関してやりとりされているのは、僕はここでも何も言わないでおこうと思うけど。そうだ、当日朝に家出る前にRIJFのサイト見てから家を出たんだけど、その時に「本日(土曜日)の入場者は4万3千人」とか書いてあって…ちょっと「どれだけ人多いんだろう?大丈夫かなぁ〜」と思ったけど、心配なかったな。広すぎだから。ま、たしかにGRASS STAGEは遠かったけど。でも日曜はもっと多くて4万5千人だったんだって。このメンツで4万5千人も集まるんだから、いかにロッキンオンやこのフェスが支持されているかってことだよなぁ…。もう全然フジより多いってのは少し複雑な気もしないでもないが、まぁフジより首都圏からも近いしね。

ただそれより、翌日のスポ新のWebサイトの記事を見ていると、日刊、スポニチ、サンスポ、報知、全て1つもRIJF及びサマソニの記事が無い!以前と比べて今はもうだいぶロッキンオンジャパンを通ってブレイクしていくアーティストって少なくないし(有名どころも結構載るようになったし)、サマソニにだってORANGE RANGEとかHYとか出てるんじゃない?(昨年だったか?)年齢層を見ていても若者に支持されていないはずないと思うんだけど…。一昔前なら、「所詮まだ一般的には知られていないシーンなのかな?」とか言っただろうけど、今回は…結局記者くらいの人たち向けのシーンではないんだろうな、と(笑)地上波のテレビ向けのシーンではない…?って、ロッキンオンジャパンとかのシーンからもうだいぶ離れている僕が言うのもどうかと思うが。女性アイドル歌手系の記事は載ってることとか考えると、やはりスポーツ新聞はおっさん向けってことか。まぁWeb記事で済ませる僕が言うことでもないね、そういうことなんだろう(笑)

なんだかこれで近場だけど21日のQuiet Hill Festivalにも行きたくなってしまった(まぁなんでもかんでもフェスフェス祭り祭りってのは好きじゃないですが)。迷っているところ。エゴラッピン見たいし…。あとは朝霧JAMだね。メンツもよさそうだしこれは絶対行きたい。でもこれはキャンプが関わってくるものだから、かなり友人に依存してしまいそうな部分はあるが…。来年もどこかへ行ければいいな。まだ全く現実的ではないので、上手くは言えないけれど、今度は2日間とかさ、別に3日間通しとかでもいいけどね。今のところ21の夏の一番大きな思い出だ(笑)去年は休みがなくて忙しかった記憶しかないな…今年も夏休みはないけれど、この1日だけでも充分夏休みを感じさせる出来事だったと僕は思う。

クラムボン後のLAKE STAGE(見てた位置とは全然違う)
帰る時に入り口近くから撮ったLAKE STAGE
帰る時に撮った入場口の看板
撮った写真(携帯)はこれだけ。昼間は夢中で全然撮ろうと思わなかった。友人が何枚か自分が入っているやつを撮っていたので、それもらおうかな。良いやつがあったらそろそろ写真も変えたいのだが…自分で自分を撮ろうとは思わんからね、そりゃ若い方がいいから(笑)


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