2003/11/01 [音楽] pre-school @ 渋谷AX
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pre-schoolの活動休止(解散)前、最後のライブへ行ってきました。プリスクール(以下プリ)、を知ったのはメジャーデビュー曲の"Spunky Josh"、好きになったのは"A Sad Song"、僕が中学3年の時。Grapevine、Triceratops、Dragon Ash、Supercar…などの若いロックバンドが出てきた中の1組。最初はその中ではさほど好きな方でもなかったのだけれど(でも英語詞が初めてしっくり来たバンドでした)、99年の12月に初めて行ったライブを皮切りに、僕が今まで一番多くライブへ足を運んだバンドでした。エレクトロニカ寄りになった以降に聴く回数も減り、浜松へ戻ってきたのとあって暫くライブへ行くことも無かったのですが、ラジオで今回の活動休止を知り、チケットもどうにか入手し、今回急遽東京へ行くことになりました。
当日は18:45頃にAXに到着。そんな前へ行く気は無かったのでゆっくり目に来たとは言え、CD買い過ぎて荷物が多かった為コインロッカーが空いてなくて困る。暫くどうしようか迷っていると、"Prime"のイントロが聞こえてもう始まったっぽかったので、仕方なく荷物を持ったままAXの中へ。プリのライブは1年半ぶり。行く前は「何故か一番多く見ている」とか書いていたような気もしたけれど、1曲目"Prime"と2曲目"Rosy Posy Flyflap!"で「行ってしまう何故か」を思い出したような感じだった。…というか、「なんでロッカーに荷物詰められなかったんだ」って、本当に後悔した!!!昔プリのライブでロッカーに荷物詰められずに、それでも会場の隅の方に置いて、前の方へ行ったこともあったが、さすがに前日「何も失わずに同じでいられると思う?」なんてフレーズがぐるぐるしてただけあって(笑)、それをやる勇気は無かった。
3曲目"The King Of Hell"は昨年もライブで聴いたっけ。新しい曲だけど、案外あっても浮かない曲だと思った。そして4曲目が"Youth"。曲順を覚えてるのはここまで。"Youth"聴いててさ、なんでこんなかっこいいバンドがセールス伸びずに休止しちゃうんだろう…とか思ったんだけど、「そりゃ当時の曲と今なんて全然違うから、逆にそれは納得出来るか」とか思ったりしてた。…というか、なんで僕は前へ行けないんだろうと(笑)中盤、"ウロトアゼ"があった。何となくやりそうだな〜とか思ってたんだが(歌詞が"君と僕に間違いがあるなら"だからかな?)、本当にやるとは。"Knee"と"Why?"で再び「前行きたい、どうしよう…」と思ってた(行かなかったけど)。"Rock'n Roll High School"の前の…ディスコティックな曲("Dancing In The Sun")は初めて聴いた。ポップだし、メロディーも良い曲だと思うけれど、古平君がノリノリで踊ってる割にベースを全く弾かなかったのが、全てを物語られていたような気がした。"The King Of Hell"や"Rock'n Roll High School"はまだ生音が結構絡んでるからね…。
そんな感じで本編終了。この時点で20曲。多いな。あの曲やあの曲が聴けてないから、当然アンコールがあるものだろうと思ってたし、暫くしてアンコール。"Black And White"をやった後、スペシャルゲストの車谷(Air)登場。最初、"Prime"が始まった時に、「あれ?もうAirは出ちゃったの?」とか思ってたけど、「スペシャルゲスト」ってこういうことだったんだな。何はともあれ一応初Air。"Mother!"でコーラスをやっていたが、やっぱり良い声してるな。車谷の出番はその次の"Bobbie"まで。この"Bobbie"から最後までの流れ(スパンキー、サッドソング、ホール、ユアホーセズ)は…最高でした。もう、何にも言えないよなぁって、そういう感じ。1st、2nd、ヌエバヨルクに偏ったセットリストなのは…仕方ないんだろう。その仕方無さが、結局活動休止っていう結果なんだろうし。
…でもこれだけバランスが良い、シンセも使っててポップでパンクな「(あくまで)ロックバンド」って他に日本人じゃ居ない気がするからなー。残念です。でも、本当に良いライブ見せてもらいました。前に行けなかったのはマジで暫く悔やむよ(笑)でも、久しぶりにこれだけ音の大きい「ライブ」ってものだったから、この日は寝るまで耳がおかしかった…(笑)ライブ後のSEは"Across The Universe"だった。ライブ後、友人と会ったりして、泊まるところへ向かったのだが、1日歩いただけで相当バテてたので…もし前に行っててももたなかっただろうな(笑)それにしても、本当に前へ行かなかったのは後悔しています。復活は無いだろうけど、今後はこういう後悔は無いようにしたい。僕の青春時代を支えたうちの一つのバンドであったことは間違いないな、と思いました。ありがとう、pre-school。
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