2004/08/12 [音楽] 曽我部恵一 / 大森元気 @ 浜松POLKA DOT SLIM
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ROCK IN JAPAN FESから4日、8月12日木曜日に曽我部恵一(ex.サニーデイサービス)のアコースティックライブへ行ってきました。チケット発売日にはチケットが取れず諦めていたのだけれど、前日の朝になって急遽キャンセル待ちの順番が回ってきて行けることに。会場の浜松POLKA DOT SLIMは、自分が高校の頃何度か行っていたライブハウス"メスカリンドライブ"の2階。そこには有名どころではHi-STANDARD、thee michelle gun elephant、くるり、山嵐、GOING STEADY、あと浜松出身だから挙げる程ではない気もするがSMILEなどが来たことがあったのだけれど(見たのはGOING STEADYだけだけど。あとはPENPALSとBEAT CRUSADERS)、いつの間にか終わっており、このPOLKA DOT SLIMも8月で閉店だそうだ。こちらは今回初めてだったけれど、寂しいものだなぁ。カフェとかバーとかそっち寄りのハコだった。更に今回は長椅子なんかも置いてあって、ゆったり(座れなかったけど)。
曽我部の前に、共演の大森元気。知らない名前だったが、友人に残像カフェのボーカルだと教わる。そう言われて分かった。19:00丁度くらいに開始。残像カフェの曲中心にやったんだと思うけれど、結構良かった。残像カフェは所謂「喫茶ロック」的な畑に居るバンドだと思うが、使うコードの組み合せや展開もらしくて良かったし、世界観としてはネオアコ以降で僕が大好きなGOMES THE HITMANとそう遠くはないと思った。MCで「今回は18きっぷで来たのですが、浜松へ来るのは初めてだったんですけど、思ったより遠くて」という話は笑った。うんうん、わかるわかる!かなり控え目というか腰の低いMCが多かった。9曲くらい、50分くらいで終わり。待ち時間の間流れていたSEで、The Happy Ballonがカヴァーしていた"Temma Harbour"の原曲?が流れていた。Sunshine♪Sunshine♪やはり良い曲だなぁ。待ち時間は結構長かったけど、そんな風に選曲も面白かったし、1人友人を誘っていったら会場でもばったり他の友人と会ったので、気にならなかった。
今回の会場のステージというのが、客のフロアを必ず通らなきゃいけないので、時間が経つにつれドアが開くたびに友人がそわそわしていた(「そろそろ来るかな?」と)。で、多分20:20くらいになり、普通ーにさりげなく曽我部がギターを持って僕の目の前を「ごめんねー」なんて言って通り過ぎたので、驚いたのと、面白かった。隣の友人は気付いていなかったのに笑った。狭いハコなので、とても近い。新曲、もう既にリリースされているソロの曲、カヴァー、サニーデイサービス時代の曲…と色々織りまぜ、合計23曲程。ボリュームたっぷり。合計2時間半近くやった。当初のライブの予定というのが、22時終了予定(以降マイクが使用不可なので)。だったんだけれど、22時の時点でやったのが10曲。弦が切れたり、MCが長くそれで結構時間を使っていたため(笑)急遽、「それじゃ、マイク無しでやってもいい?」ってことで、そこから1時間はマイク、スピーカーを通さず、生声生音で13曲。狭くて近いので、これでも充分音は届くし、むしろこちらの方が変に機械を通していないのでとても良かった!最初は座ってたのが、途中から立って歌い出すし。
書くと長くなるので(いや、それでも充分長くなるけれど)、今回やった曲で行く前から自分が知っていた曲を書くと、"魔法" "若者たち" "あじさい" "青春狂走曲" "ギター" "Baby Blue" "Love-Sick" "瞬間と永遠" "テレフォンラブ" "ここで遭いましょう" "おとなになんかならないで" "Mellow Mind"。サニーデイ時代の曲ばかり(笑)まだ未リリースの曲が4曲程。カヴァーが2曲程。最初に"魔法"をやっただけで驚いたのに、まさか"若者たち"や"あじさい"や"ここで遭いましょう"まで聴けるとは!距離も近いので、MCでも何度か自分も受け答えをしてしまったりして。3日間で3万6千、マイケルムーア、9曲。夏の野外フェスの話や、映画の話やサントラの話とか、色々と天然な人なので話が楽しかった。最後の曲、とか言って4曲くらいやってたし、最後の方はまだやるんだって感じで笑いが…。そして最後は拍手がなかなかやまない感じ。この距離感というのは、浜松って言う微妙な(笑)場所のハコでしか味わえないんだろうな〜、フェスとか東名阪ではきっと味わえない。最高と言えるライブだったと思う…。
ライブ終了後、また曽我部が僕の目の前を通り、入り口から出ていく。この後まだDJもやるので、客の殆どはフロアに残っていたのだが、自分は帰らなければいけないので、入り口から出ると…曽我部本人が物販で声を出していてビックリした。(安かったし)新曲を購入し、サインをもらってしまった。曽我部、普通過ぎ、距離近過ぎ。つい先日は何千〜万近くの人を相手にしてきてるはずなのに(笑)ってこのライブだけで一気に曽我部びいきになりそうなのは言うまでもないだろうか。また今度は野外フェスとかで見れたらいいな。残像カフェの人も外で独りで黄昏れていたので、「またライブ見に行きます!」とお話した。言ったからには(笑)、サッカー見に関東や名古屋へ行く際にタイミングが合えば見に行こうと思う。
*写真は立って歌い出した後の曽我部。勿論、歌ってる最中ではないけれど。こういうハコで、こういう形式でのライブだからか?、なんか通常は当然にあるはずの「アーティストの撮影禁止」という規制がなかったようで皆結構写真撮っていたりしたので、自分も1枚…。
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