2005/01/13 [音楽] 曽我部恵一 @ 静岡SUNASH
1月11日、13日はそれぞれ名古屋のクアトロと静岡SUNASHへ曽我部恵一のライブを見に行ってきました。最初は片方だけ行くつもりで、名古屋のライブにだけ行くつもりだったのですが、名古屋では終電の為に最後までは見れず…楽しかった分、不完全燃焼だと感じたので、静岡も遠くはないし行くことに決めたという形でした(チケットも売り切れてなかったの分かってたので)。

まず、セットリスト。

01.サンデイ
02.スワン
03.シモーヌ
04.She's A Rider
05.僕は君のこと好きだよ(新曲)
06.浜辺
07.真昼のできごと
08.りんご追分
09.セブンティーン(新曲)
10.眠れないあの娘のために(新曲)
11.アコースティックギター幻想曲
12.96粒の涙
13.ストーミー
14.(新曲・アカペラのみ)
15.Fire Engine
16.テレフォンラブ
17.トーキョーストーリー
18.青春狂騒曲
19.瞬間と永遠
20.ギター
21.LOVE SICK
22.STARS
23.ミュージック!
Encole
24.ここで逢いましょう
25.おとなになんかならないで
26.Mellow Mind

名古屋から続き。

さて、静岡。急遽決めたので前売り券は買っておらず、当日券です。SOLD OUTしてなかったのでまぁ大丈夫だろ。と思い、20時の開演時間頃に会場へ着き「当日券下さい」と言うと「ちょっと当日券出せるかわかんないんですよ」との答えが。一瞬焦ったが、他にも同じような人が居たので、何とか出してもらい、入場。ただ、当日券出すのを渋ったのが納得出来るくらい、入口付近が詰まっていて、本当に押し込まれての入場と言う感じ(笑)でもPillowsの時は溢れてたくらいだし、今回は前売りがそんな売れてたわけでもないし、横の方とかを見ると明らかに結構一人分のスペースが広いんだよな。多分前の方も。曽我部だから、皆ゆっくり見る気でスペースを確保してるんだろうな…と言うのも分かるが、もうちょっと前に詰めてくれ!と…。きっとスペースがあるであろう前の方へ行きたくても、自分の居る付近がこんな混んでしまってるんではどうしようもなく。つま先でどうにか立ってる感じ(笑)こんなんじゃのれやしない…。ま、僕もある程度ゆっくり見るつもりだったけど…。でもそれなりにスペースはあるんじゃないかな、と思っていたが、そうではなかった。名古屋で、持ってたのがトートバックだったから動き辛くて、その反省は踏まえてショルダーバッグだったんだが、それでもそれが邪魔なくらい。駅のコインロッカーに突っ込んでくりゃよかった。

名古屋と同じSEで、同じ曲からスタート。でもこのスペースでは僕は動けないし(笑)、でも前の方は盛り上がってるのかと思いきや、後ろから見てても…ノリ悪いな!と(笑)これ以降の何曲かも、スペースがありそうな横、斜めの方の人を見てても…全然動いてないんだわ(笑)「あまり盛り上がらない名古屋」よりも「静岡は盛り上がらない!」と言うのは、Pillowsでも思ったが(こういう音楽聴いてる人口が少ないとも言えるし(地元FM局じゃ全く流れないからね。くるり、Going Underground辺りは流れても、Pillows、曽我部は流れない。多分、Sunny Day Surviceは結構流れてたんだろうけどなぁ。そういえば最近では100sとかも聴いた記憶がない。あと、Rossoとか…中途半端に名が知れた中堅どころ(笑)はあんまり流れないね)、曽我部恵一って名前だけで来た一見さんが多いんだろうとも言えるし、ライブ慣れしていなくてシャイとも言えるし)、まぁ今回もそうなんだろうなと思ってはいたけど。曽我部自身の声もあまり出ていないような感じがあったり、01が終わった時に「PAさんちょっと音上げてください!」って言うよりなボリュームの絞り具合だったり(後ろで聴いてたからあまり良く聞こえないのかな、と思ってたけど、実際にコンディションは悪かったようだ)。あと、いつも書いてるけどステージ低いから後ろだと見えないしね…。

同じように、02、03と進むが、お互いテンションは上がらない。MCで「大人しいぞ静岡!」と言われてしまう…のはPillowsの時も言われてたけど(笑)04、05と進むも、そんな上げる曲でもないから…ゆったりした感じで。05が終わった頃に、さすがにこの場所はもう辛い!と思い、トイレが入口からは奥の、且つ比較的前の方にあるので、そこへ行くつもりで人の間を通してもらい、進む。ポーズで一旦トイレの中まで入ったが、すぐ出て、トイレの入口付近で聴く。やっぱ前の方はかなりスペースあるなぁ…。ノリもでもやっぱなんか…うーむ。06は別に盛り上がる曲ではないけど、揺れてもないんだなぁ…と。でも、とりあえず前の方へ来たしこれだけスペースがあるんだから、盛り上がる曲ではだいぶ動ける!なんて思いつつ。で、そしたら06が結構早く終わってしまって。「今日は早く終わっちゃうんだな…確かにお互いノリ切れてはいないが。」と思っていたら、全員引っ込んでしまう。えー!「このまま続くのならもう曽我部が静岡に来ることはないだろうなー。っていうか、浜松来ればいいよ」とか思ってたけど、まさかこんなことになるとは(笑)

ステージは空になり、客電は落ちたまま…なので、ここで終わることはないとは思っていたが、原因は分かるようで分からないものなので、反応も様々。暗闇と静寂。ただ、手拍子も少し起こってもずれっぱなしだったり、小さかったり、客の意思もバラバラ。次第にSEも流れ始め、どうなるんだろう。と言う雰囲気に。この時間で後ろに下がる人が出たので、そのうちに僕は前の方へ行きつつ(笑)「帰んな!」みたいな怒りの入り混じった声もあれば、罪悪感のような「そかべー!」という声もちらほらと聞こえたり、おまけで「だぶるおぉてれさー!」って声があったり、「そっかっべ!そっかっべ!」と言う曽我部コールがあって…5分以上は居なかったと思うんだけど、再びステージが明るくなってどうにか曽我部再登場!その時の雰囲気も、本人も気持ちを入れ替え直したような雰囲気。

ライブ再スタート。06からやるのかな…と思いきや、「1、2、3、4!」で01!また最初からやるのか(笑。だから、静岡の場合は正確には、上のセットリストに、1〜6がもう1つ頭に加わる形になります)。んで、盛り上がるべき曲なので、今まで後ろで詰まってた人も思い切って前に押し寄せてきて、一気に会場のテンションも上がる。僕もその流れで3列目まで一気に行ってしまい、ここからはかなり跳ねてました。この間のPillowsの数曲や朝霧でのFaithlessでも結構跳ねてたけど、ギュウギュウになりながらってのだと、本当に物凄い久々。しかも(一応)最初からってのだと…02年か01年のpre-school以来ではないかな。だからもう02でバテてた(笑)それ以降は跳ねる曲は暫く無いので、良かったけど…。一回曽我部が引いて、客が危機感持ったのもあるし、ステージもとりあえず自分らが盛り上がらないとって意識を確認したのもあったのか(知らないが)、第二部(笑)はかなり盛り上がった。名古屋よりも盛り上がってたんではないか。

08からもう一度跳ね始める。暑い!こんな前に来るなら本当に荷物ロッカーに入れてくればよかったよ。上着も脱ぐと邪魔だし着てると暑いし…(笑)09、10は新曲なわけだけど、僕は名古屋で聴いてるので、盛り上がる部分と特徴が分かってるので…入りやすかった。「もう知ってるぜ」みたいになってるのはあまりよくないと思ったけど(笑)名古屋の時は途中でセットリストが頭から飛んじゃったんだけど、2度目とあって今回は憶えやすかった。14でちょっと盛り上がった後、15。名古屋で乗り切れなくて、あと曽我部の喘ぎ声(笑)も引いてたので、ちょっと前の中心部から抜けて隅の方へ。16以降の盛り上がりに備えて、動きやすいよう体勢を整え直す。それにしても暑い。Pillowsの時は自分自身はそんな動かないから、わかんなかったが…本当に暑いわ。

で、16では歌い、盛り上がる17、18でまたかなり跳ねて、19では横ノリ。うーん、楽しいし、音もかっこいい。本当に日常の事忘れてスイッチが入った状態という感じ。ここまでは久々で、こんな拳を沢山上げたのも久々だよ。17の「この世界、誰のもの」って歌詞の部分で…名古屋の時は「少なくともブッシュのものではないっ!」とか曽我部が言ってて、静岡ではブッシュ→小泉だった。そういうこと言う人なんだね〜("戦争にはちょっと反対さ"ぐらいではなく)。その他、MCは殆ど同じだった(笑)MCくらいもうちょっと変えればいいのに、と思ったりして。

20、21でゆったりとした後、名古屋のリベンジ!で22。待ってましたとばかりに跳ねながら「ワン、ツー!」っつって(笑)ああ、楽しい!で、23。今度は一気に横ノリで、うわあ楽しい。この曲もやっぱ皆に歌わせるような感じだったりして、とにかく最高に楽しかった。アンコール無くても大満足なくらい。あること分かってたから、終わった後も居たけれど、これだけのライブ見せられたら、他の人たちもきっとアンコールなんて無くても満足して帰れたんではないかな?曲数も多いし、時間も長かったし(やり直しがあったからだけどね)。ちなみに時間は…この時点で23時ちょっと過ぎ。名古屋→浜松の終電が22時20分なのに対し、静岡→浜松の終電は23時10分。やり直した分があって、その分長くなってるという(笑)今ここを抜けて帰れば終電にも間に合う…が!ここで帰っては名古屋と同じ!18きっぷはもったいなかったが(1,280x2=2,560だから元取れる。だったのが、片道だけの使用となり、1,000円以上の損になるので…(笑))、覚悟決めてアンコールまで見ましたよ。

で、アンコールです。何をするかと思いきや、アコースティックギターを抱えて、ステージからフロアに下りてくる。フロアの真ん中辺りまでどうにか進み、スペースを作って、近くの客を床に座らせ、そんな風に客に囲まれての生声生音での弾き語り。ここまでするとは!僕はそこまで特別曽我部が好きな方でもないし、この半年で3度目だから…「すごいな」ってくらいでそこまで感動するわけじゃないんだけど、曽我部大好きで静岡に来るのを待ちに待ってた人なんか、本当に感動したんじゃないだろうか。泣いてるっぽい女の子とか居たし。すごいなー。で、24はちょっと皆で合唱気味、25、26はしっとりと聞かせ(聞き)、終わり。アンコールでようやく100、ではなく、本編で100まで持っていき、更にアンコールで120まで持っていってくれたライブだったなと思う(笑)pre-schoolもアンコールはあまりやらないバンドで、本編で100、またはそれ以上まで持っていってくれたから、アンコールなんて要らない!OK!大満足!って思ったことが…2001/02/09のON AIR EASTでのライブが特にそんな印象があったけど、それに更にアンコールが加わったような形だったかなと思う。やばかったです。

外へ出て、曽我部の手掛けた"青い車"のサントラを購入し、とりあえず駅へ。でもどう足掻いても終電はありませんので…かと言って静岡泊まりもお金がもったいないので、ムーンライトながら待ち。もし、名古屋で終電を逃していた場合は、ながらは大垣発のが0時台にあるので浜松には1時30分までには帰れたのですが、静岡は東京発のながらが来るのが2時半。まだ3時間はある。まぁ、漫喫かカラオケぐらいあるだろうと思い、店が立ち並ぶエリアへ足を運び(ちょっと駅から離れてるんだけどね)、この点は静岡駅で良かったと言えるかも。見事に発見したSHIDAXで2時間潰して、…疲れてたから暖かいところで休むつもりだったのが、殆ど歌いっぱなしでしたが(笑)2時頃に終わって、「まだ30分はあるなぁ」と思いながら、駅へ向かいつつ地下道の階段を走って上ったら…足がビキッ!となり、ふくらはぎ辺りをつる。痛い。その前に、信号が変わりそうで走ったところで少し違和感はあったのだが、ここで本当につるとは。昨年サッカーで痛めた部分と同じ箇所なんだよなー、癖になるものかな。本当に痛くて、階段に座り込んでしまった(笑)片足を引きずるように駅まで向かって、結局駅着いたのは5分前とかで、間に合?てよかったなぁと(笑)3時20分頃?に浜松に着き、4時頃家に到着。疲れた…。運動不足を実感…。そして今回まさかこんな汗だくになるとは思わなかったので、SHIDAXを見つけるまでは冷たくて大変だった。

帰りながら思ったことです。東京より名古屋、そして名古屋より静岡(浜松)のライブの方が、やっぱ自分にとっては特別な感じ…ホームだなって感じがするね(笑)特に静岡なんか、自分も頑張って盛り上がらなきゃ!って意識は少なからずあったし。特に今回はこんな展開だったからさ〜。取り戻せてよかったと思う。完全にスイッチが飛んじゃって、でも本当に楽しかった。やっぱ音楽って楽しいなぁ。「ライブ大好き!」とか…またなっちゃうのかな(笑)今回は本当に高校生の時以来の感覚。高3の時の、Penpalsが浜松に来た時とかは、もっとこう(自分が盛り上がらないと!って意識)だったなと思うけど、あの時も自分と友達でオイコール広げたりして、ライブも最高で楽しかったっけ(同じ浜松でもBeat Crusadersの時なんかは、当時では本当に好きな人しか知らないし、来ないような状況だったから(笑)何もせずにも盛り上がってたんだけど)。次は是非浜松にも来てほしいところ…無理か(笑)

今回、同じツアーを(中1日で)2回見たわけだけど、昔(高校生の頃)は「同じバンドのライブを連続で見たいものかな?」とか思ってたものなんだけれど、いざ行ってみると楽しかったです。楽しいものは楽しいな、と(笑)セットリスト分かってた静岡では休めるところと動くところの意識も出来てたし(今後、行く前からセットリストを知るようにする、ってわけではないですが。今回はたまたまそうなったということで)。で、静岡のライブの翌日、曽我部が公式サイトにて「調子が悪かったので」と言ってたので、そうだったんだろうなぁと思う。とりあえず最終的には最高のライブになってくれてよかったなと思う。


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