2006/10/05 [音楽] Mr.Children / the pillows @ Zepp Tokyo
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ライブ中身以外の話はこちら。
まずピロウズのセットリスト。
01. Non Fiction 02. Ride On Shooting Star 03. Carnival 04. プロポーズ (新曲) 05. Another Morning 06. Funny Bunny 07. 空中レジスター 08. つよがり (ミスチルのカヴァー) 09. バビロン天使の詩 10. I know you 11. スケア・クロウ (新曲) 12. サードアイ 13. その未来は今 14. Hybrid Rainbow
"Funny Bunny"と"I Know You"が最初抜けてたので補足。でもどこでやったか記憶が結構曖昧。大体このぐらいの位置じゃなかったか、と言う感想。どんなセットリストで今回やっているかってのは全く見ていなかったので「結構スペシャルなこと、お互いやってるんじゃないか」って思ってたけど、まぁミスチル含めてそうでもなかった感じはあったかな?でも最初ピロウズはシングル曲3曲続いたので「あ、意識してシングルなのかな?」って一瞬思ったんだけど…その次が(この間も聴いた新曲の)"プロポーズ"だったから、あぁ、全然そんなことないんだ(笑)と。既発曲や、ある程度代表曲が多めかな、と思ってたら普通に新曲やアルバムの中の曲を入れ込みつつ。
ライブ開始と同時に思ったより大きな歓声と、ぎゅっと人が押し寄せてきたので、逆に安心。でも"Ride On〜"の後のMCで「そこの二人、きつそうだけど大丈夫?でもこれがZEPPだからね」なんて言っていたのでミスチルファンにとっては「!?」という感じだったのかも。いやでもミスチルファンにはね、ピロウズで良かったと思ってもらうべきではと。ピロウズが一緒だったから実現出来たのは勿論、仲良いのがミッシェルとかじゃなくてピロウズだから今回実現出来たと思うので(笑)
"Carnival" "Another Morning"は僕の中では結構「おお、マジで!」って楽曲かな。"Carnival"は最初に見た時…なんともう6年ぶり。だし、"Another Morning"は遡ってみたら実は初めて。この曲のライブの映像や音源は98年から数えて何度聴いているかわかんないから、全然「あ、久々」ぐらいな感覚で居たんだけど(笑)初めてだった。最後、スケア・クロウ〜Hybridの流れは「もしかしたらこの間と同じかな」って思ったら"その未来は今"があったんで、物凄く盛り上がったしよかった。
なんかでも前に"その未来は今"をライブで聴いた時に…途中まで"LAST DINASOUR"と間違えてたことがあったんだけど…今回もサビまでそう思ってた(笑)んで、なんやかんや言って"Non Fiction" "サードアイ" "その未来は今"と最新シングル3曲は披露したんだなあ、とか思いながらいたけど。なんか、今回はピロウズファンが少数派ってのが頭から分かっていたし、なんかこれだけ真中の良い位置で見るのも久々とか初めてぐらいだったから、結構今回は曲曲で拳あげてたな。
ミスチルがどうせ"ストレンジカメレオン"やるんだろうから、ピロウズも何かミスチルファン向けの曲をやるんじゃないかな、とは思っていたけど…「僕の一番大好きなアルバム"Q"から"つよがり"を聴いてください」と言って披露。以前"Good Dreams"のツアーの時に、開演前SEで"ロードムービー"をカヴァーしていたから…一瞬そっちかな?と思ったんだけど違った。というか僕も"Q"の中では"ロードムービー"が"Center Of Universe"の次に好きだったので、「さわお、分かってる!」なんてその時は書いていたんだった気がする(笑)
"つよがり"も…僕は原曲はミスチルの中ではそんな好きな方な楽曲でもなかったので、こうピロウズがやるとすっごいよく聴こえて。超良かったです。いやー、マジでシングルにしたら売れるんじゃないか(笑)アレンジはサビで轟音でガンガン押す、"Thank you, my twilight"みたいな感じだったとは思うんだけれど。サビの一番高音になる部分をさわおが地声で押し切ってたのがすげーって思った。確か桜井もあそこは裏返すはずなのに。さわおって声高いんだな、と。ただその分低いところは歌い辛そうだったが(笑)今回のライブはカメラが入っていたようで、DVDとかが出るとしたらそれには収録されるかもね。ツアー自体なのか、このライブなのか、ドキュメントなのか。どうなんだろ。
「先日の博多のうちらの時に全然ファンが居なくて燃えたんだけど、今日はファンが多いからそうでもないな(笑)」なんて言いつつも、ピロウズ自身は勿論ピロウズファンも気合入っていたと思うし、それだけの気持ちと力のこもった良いライブを見れたのではと思います。この間のCOASTよりも全然良かったんじゃないかなー。ピロウズも聴きたい曲を上げればキリが無いんだけど、むしろ新曲2曲含めた「現在進行形」のピロウズの勢いを感じられたライブだったと思います。
ピロウズ終了。大体20時20分ぐらい。もう絶対こんなところでミスチル見る機会なんてないからこのまま前に居たい気もしつつも、でもまぁ多分人が沢山押し寄せそうだから抜けますかねー、なんて最初は話してたんだけれど…終わったと同時にもう前も後ろもギュウギュウになったので。抜けられん(笑)んじゃまぁ、このままでいいか。ライブ中流れで抜けられないこともないだろうし。セット終了後、何か幻想的なSEが流れ始めたなーと思ったらそのまま客電が落ちて、ミスチル開始。
01. Tomorrow Never Knows 02. 光の射す方へ 03. ストレンジカメレオン (ピロウズのカヴァー) 04. 箒星 05. Prism 06. ロードムービー 07. しるし (新曲) 08. (新曲) 09. ニシエヒガシエ 10. 終わりなき旅 11. World's End [ Encole ] 12. 名もなき詩 13. everybody goes (with ピロウズ)
ステージ上にメンバーが現れた途端もうあちこちから「近い、近い!」の声が。…なんかでもいざこうやってハコで見ると、ステージ上に居るのがミスチルだからって特別な意識ではないというか…普通だった(笑)ap bank fesだって自分から選んで斜面選ぶ人間だし、逆にステージが近いライブなんて普段見慣れているわけだし。なんか感覚が違うんだろうなあ。でも、普段の大きなホールやドームだったらばこんな近くで見れることは絶対有り得ないんだろうな(僕の位置ですら、まだ客席にもなってないぐらいの距離じゃない?)。僕の柵の前にいた人たちは本当に夢心地だったのではないか。
1曲目が"Tomorrow Never Knows"でビックリ。いやもうそりゃやっぱ僕もミスチル大好きだし、この曲が一番最初に買ったCDだからさ(笑)思い入れは勿論強い。んだけれど、思ったより全然ミスチルファンが強烈だったので(笑)ちょっと気持ちが引いてた部分があったかも。ここ以降は、ミスチルファンを悪く言いたいわけじゃないんだけど、普段僕がライブを見るようなアーティストのファンと何か違うなぁって感じて思ったことを書いていくのですが、書き方としてはちょっとネガなニュアンスで書くことになるんじゃないかなぁと思います。でも僕もミスチル大好きだしそういう…ネガな印象を押し付けるつもりは無いということは先に書いておこうと思う。価値観の差だけ。
序盤では曲が始まってるのにメンバー呼んだりしている人が多かった、「でもそう言えば前見た時もそうだっけ」とは思ったんだったな、と(いや、ミスチルじゃなくゆずだったかな?)。んで曲中は…物凄い大きな声でファンが歌うので、桜井の声が聞こえない(笑)普段の何万人って規模だったら大きな声で歌ったところで、人との距離もあるし、鳴らす音がそれ以上に超大きいから大丈夫なんだろうけど。今日ぐらいの規模だと何よりアーティストの声が聴こえないのは辛いなーと。しかも桜井を意識した歌い方をするから…ねぇ(笑)
あと近くにタイミングの外れた奇声やオイコールを一人で始める人が居て。気持ちがそれだけ盛り上がっているのはわかるんだけれど(笑)、単純にまあ、どうかなって思ってた。一体感がなければ意味無いんだしなーって。捧げについては別にap bank fesで見ていた通りなので何も思いませんでした。ただ、多分どちらかと言えばピロウズメインででもミスチルも好き…っていう人で前に残っていた人が居たら(絶対居るはず)、もう各所で違和感ありありだったと思うよ。僕もそうだし。
ライブの話に戻しましょう。今日は浦さん、河口さんが居なかったようで5人編成(そう言えば先日Sweet Love Showerでレミオロメン見てたら浦さんがサポートで弾いてたね)。ピロウズと一緒にやるのに対して7人は揃えないで、もっとミスチル4人の音を見え易くするんじゃないかとは思ってたから少し思った通りかな。でもやっぱ、ピロウズと違って2人居ないとだいぶ音が足りないように感じちゃうね、ミスチルって。だから最初結構は音が物足らないなあ、と思ってた。
"光の射す方へ"は何となくやる気がしていたんですが、やっぱりやった。ミスチルファンの歌声がすごい。ま、でもミスチルは結構桜井が所々でファンに歌わせてるからなあ。それがミスチルの懐の大きさなのかもしれない。んで、今回のツアーのきっかけとなった曲…とか言って、"ストレンジカメレオン"。ap bank fesの時は思わず涙を流してしまったストカメだけれども、なんか今回は結構イマイチだったのが正直なところ。あ、そう言えばピロウズのメンバー紹介の時、さわおが自分のことを「日本ストレンジカメレオン協会会長こと山中さわおです」とか言ってて笑った。手上げたけど(笑)
今回何故イマイチに感じたかと言うと…ap bank fesの時は全く何も知らなかった意外性であったり、仕掛けを知らされていないマジックのようなものだったから感動したんだけれど、なんか今回は種明かしをされた上でのショーだったからね。あとはap bankの時はミスチルファンのポカンとした感じも多分重要で、分かってないんだけれどミスチルは熱演している…音を叩きつける感じがよくって、なんか今回の「とりあえず予習してきました」感は嫌だった。やっぱ僕にとっても重要な曲だから、その程度の扱いで良い気分はしないし。桜井も力を込めて歌ってはいたんだけろうけど、もっとまともな歌い方をして欲しかったな、ってのが正直なところ。
相変わらずパンキッシュに演じてはいたんだけれど、かと言って拳をあげる曲でもこの曲無いと思うし…イメージとしては、ap bankの時は音も大きくて…音の洪水にやられるみたいな表現があると思うんだけど、こう呆然と立ち尽くしながら圧倒されるイメージに近かったんじゃないかと思うんだよ(いや、実際はそうでもなかっただろうけど)。うん、だからなんかアップテンポだからって拳あげるのも違うと思っていたんだけれど…ミスチルファンの反応はね、まぁ違ったなって(笑)
一緒にいた人はさほどミスチルが好き好きってわけでもなく、ピロウズに関しては「怖くてトリビュート聴けてない」ってぐらいの人なので(笑)、あのトリビュートの中ではミスチルって癖の強い形にしてたからさ。更に今回癖の強い歌い方だったし、そのミスチルファンの反応と含めて「ストレンジカメレオンの時は、娘が知らない人たちに犯されていくような感覚じゃないかと思った(笑)」と言ってて、それも「なるほどなー」って思った。これまたきつい表現の仕方だけども、その人にとってはそれぐらいらしい。
それに続いて披露された"箒星"は逆にものすごい良く聞こえたなあ。ここまでの中で一番ギターの音が表に出ているから、といのもあったと思うんだけど。それまでは音が足りない、って感じがしてたけどこの曲からあまりそれを感じさせなくなってきたんじゃないかな。まぁサビとかもう周りが皆歌ってるのでやっぱりあんまり桜井の声は聞こえなかったんだけど(笑)
その後のMCで「今回のツアーで今日初めてそこ(2階席)からピロウズのライブが見れて…すごい良かったから、プレッシャーを感じつつやらさせてもらってます」とか「"つよがり"があまりに良くて、改めて自分たちのを聞くとイマイチで(笑)(ピロウズの時、さわおが「これ良い曲だよな。著作権くれねーかな」と言っていたのに対して)権利本当に譲っちゃおうと思う」とか「しかもレコーディングまでして、僕らにだけCD渡してくれて、本当に宝物になってます」とか。うわー、それすごい羨ましい。
仮タイトルが"さわお"だったという、「比較的ピロウズっぽい言葉、メロディ、演奏だと思う」と言って"Prism"が披露されて(懐かしいねえ。でも昨年のap bankでもやってたっけ?)、上で「そういやさわおが個人的にカヴァーしてましたよねー」なんて言ってた"ロードムービー"!その後、新曲が2曲披露され("しるし"は今度ドラマの主題歌になるシングル。2つ目は、どれかと言えば"ランニング・ハイ"とか、Grapevineで言うと"豚の皿"みたいな感じの楽曲で、"彩り"ではない)、ニシエヒガシエ、終わりなき旅と続く。
"終わりなき旅"で終わるかと思ったら、最後"World's End"で盛り上がって終わったんだけれど、これだけ曲の多いミスチルでも11曲中4曲が"Discovery"から。ストカメもロードムービーもさわお絡みであったし、Discoveryってアルバムは…多分「ピロウズを聞くと無性にバンドがやりたくなる」って桜井が書いていた"Little Busters"があって…そういうモチベーションから辿り着いたアルバムだと言うタイミング的なものがあったのかな、なんて考えたりした。
そして"Discovery"とピロウズの"Runners High"は同じ週にリリースされたアルバムで、99年1月の発売日に買ったこの2枚は99年に僕が最も聞いた2枚であったわけだという。やっぱなんか今回は色々とタイミングが良かったというか、僕にとっても上手く出来ていたんじゃないかなって思った(笑)"Tomorrow Never Knows"も改めて今聞くと、売れていったミスチルが売れないピロウズに対して「ごめん、進んじゃった」的な歌に聴こえなくもないな、って最初思ったんだよね。
アンコールの前に一緒に居た方が「Peeちゃんのアンプが出てきた」と言って。よく見てるなあ、と(笑)"名もなき詩"は今日は逆にやらないだろう、って思ってたから意外だったなー。何万人と言う観客を相手にしてこそ映える曲だと思ってたから。でもこれだけ必ずやると、桜井にとって今になって本当によく出来た曲だと思ってるのかなー。
最後はピロウズが招かれ(でもシンちゃん見えず)、個人的には"Little Busters"やらないかなって期待してたんだけどそれは叶わず(笑)、everybody goesをやって終了。最後の盛り上がりはすごかった。僕の感覚として、これだけギュウギュウで上から人が来ないのが違和感があるぐらい。いやミスチルで泳いだら伝説になるよね(笑)普通に下の人が訳分からず落とされそうだけど(笑)この曲はさわおの声に合うね。桜井ギターソロ→Peeちゃんギターソロの流れがかっこよかった。
ライブの内容はこんな感じかな。ピロウズもミスチルも両方大好きなんだけど、いざ書くとやっぱり小数派のピロウズ寄りの目線で書いてしまっている気がします。ピロウズで聴きたかったのは…"One Life"とか"彼女は今日、"とかやらないかなーって思ってた。ミスチルは本当は"ランニング・ハイ"がZeppだと映える気がしてたんだけど、5人編成じゃ難しかったかな。あとは"旅人"をやるんじゃないかと思ってたんだけどさすがに無かった(笑)
ライブ前後の話とかに戻る。
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