今年の最初の頃はまだカジヒデキやピチカートファイブ、Tahiti 80など昨年を引き継いだものが中心。1月、Pendletones、Beezewax、Holiday With Maggieの北欧勢を試聴し気になったところでSolveigをレンタルしたところ、印象が結構良くCloudberry Jamなど以前のスウェディッシュポップに手を出し始めたのが3月頃。それと同時に、Gomes The Hitmanを今まで以上に更に聴き出したのがこの頃。あとはPhoenixやAztec Cameraを最初に聴いたのもこの頃か。だけれど、春の時点ではまだ渋谷系やトラットリア、エスカレーターレコーズ系やスウェディッシュポップ…とかそっちを聴こう聴こうとしてた感じだったんじゃないだろうか。8月頃から徐々に渋谷系だとか以前のスウェディッシュポップは減り始め、ネオアコ・ボサノヴァ・インディーポップ・ソフトロックとか…その辺を意識し始める。きっかけとなったのはCrooner(Happy Ballon)だと思うが、使えるお金が増えたのも多分この頃で、とにかく色々CDを買うようになった。…これ以降は振り返るの面倒だから振り返りません(笑)

そんな感じで、今年印象に残ってる曲10曲。

Crooner - Love Makes The Sunshine Bright
Crooner - Spend This Lovely Day With Me
Gomes The Hitman - Carolina
Gomes The Hitman - 雨の夜と月の光
Neil & Iraiza - Age 8 And Up
Neil & Iraiza - Wasted Time
Pendletones - Problems
Pizzicato Five - 悲しい歌
Pizzicato Five - メッセージ・ソング
小沢健二 - 天気読み

下の方に「今年良く聴いたアルバム」を挙げるが、10曲まで絞ってしまうとどうしても「印象に残ったアーティスト」の曲を挙げてしまうかなぁ、と言った感じがする。その他の180曲40曲や20曲挙げたものもあるので(180曲から絞っていったんだけれど)、そっちの方がなんとなく良いかもしれない。ま、昨年もピチカート3曲挙げてるんだからそう変わらんか…(笑)

Croonerは今年聞いた洋楽の中では一番の"収穫"だったバンドだった。勿論最初購入したのが300円だったってのは大きいけど…(笑)洋楽の中で決して質が良い部類の音では無いと思うんだけれど、あまり他では聴かない、飾りのない薄い蒼さは僕を魅了してやまない(ような気がしてる)。別名義のHappy Ballon(ボッサ寄り)よりはCrooner(エレポップ寄り)の方が最近は好きかな。次作も楽しみと言いたいが、最新作"Soft Escape"って2000年作品なんだよね…。"Heavens Airlines"の中の曲はここで幾つか試聴出来るかもしれない。

ゴメスは久しぶりに「リアルタイムでハマった日本人バンド」ではないだろうか。知ったのは99年と前だし、知ったきっかけの"雨の夜と月の光"は昨年も良く聴いてたけど、まさかこんなにこのアーティスト自体を良く聴くようになるとは思ってなかった。決して歌が上手いわけでも、声が良い訳でも、歌詞や曲が特別なわけでもないのだが…。"Carolina"は今年一番聴いたアルバム"Omni"の中で一番好きな曲。残念なのは、ライブへ一度も行けなかったこと…。来年こそは行きたい。

N&Iも一応解散とかしてるわけじゃない、現在も存在するアーティストだけれど、"Johnny Marr?"も"New School"も"Juliet"も過去の作品だからね。リアルタイムではまだ作品は1つも出していないし、"Johnny Marr?"から"New School"へ4、5年のスパンがあったんだから…次の作品はいつだろう?って話なんだけれど(笑)Cubismo Graficoだとか、個人では活動してんだけどね。

Pendletonesはアルバムとかはそんな沢山聴いたわけじゃないんだけれど、でも"Problems"だけは馬鹿みたいに沢山聴いた。ちなみにスウェーデンのどっかのレーベルのサイト?でこの曲が試聴出来ます(以前PVをフルで流してるサイトも紹介したが、どこだったかな…)。Croonerがスローカーブかなんかだとするならばこっちは文句無しのストレートなポップ。アルバムは全体的にバラード色が強いんで、そこまででもなかったけれど、この曲は最高。次のアルバム…いつ出るかわからないけれど、楽しみです。

ピチカートは…この2曲はなんだかんだで1年通して聴いてたから。なんか駄目っぽい(笑)180曲の時点で沢山挙げている通り、曲数だけは多分一番聴いたピチカート。ピチカートの中で一番好きなアルバム"Overdose"の中から"クエスチョンズ"もピチカートの中ではかなり好きな曲なんだけれど、でもなんかこの2曲の方が今年も沢山聴いたんじゃないかなぁと思う。来年はグンと減りそうだけど。

小沢のこの曲は、回数はそんな多く聴いてる印象は無いんだけれど、歌詞とかが一番深く刻まれたのはこの曲?いや、そうでもないかも。でもなんか、印象が強い。

今年は色んなアーティストに手を出したからか、180曲の中に挙げた曲なんかは1曲1曲の印象が強い。昨年と比べてどうかって言うと何とも言えないけれど、うーん、やっぱ音楽っていいなってことかな?でも1曲1曲書いていってしまうと、本当にキリがないからね…。ただ、今年に関しては、買ったけどあんまり聴いてないCDとかが多いので!来年も暫くはこれをちょっとずつ片付けていきたいところだ。わからないけど…。

で、今年良く聴いたアルバム。

Gomes The Hitman - Omni
Crooner - Heaven Airlines
Pizzicato Five - Overdose
小沢健二 - 犬は吠えるがキャラバンは進む
Neil&Iraiza - New School

大体この5枚。他にも上に挙げたアーティストの他の作品や、V.Aの"Sound of Garden vol.2"、"Sombrero"、"Soiree Cocktail"、あとはPendletones、Beezewax、Orwell、Space Kelly、Gallygowsとか…色々聴いたと思うけどなぁ、ってアルバムはあるけれど、どれも挙げた5枚に肩を並べる程の印象を与える程は聴いてないと思うので。SundaysやFairwaysもアルバムは良く聴いてたけど、MP3に変換して1つ1つ聴いたりしなかったから、曲としては挙がってなかったりするんだよね。Acid House KingsやEdwin Mosesもそうかな。ただ、5枚とも、「名盤?」と言われれば「いや、そうでもない」ってところじゃないだろうか。昨年良く聴いたアルバムもそんな感覚に近かったと思うけれど。今年は更に自分の趣味や気分的なものに近い感じで…。

Gomes The Hitman "Omni"はアルバムとしては今年一番聴いたアルバムだと思う。全曲感想でも書こうかってくらい聴いてたんだけど、結局それは書いてないね。「全曲捨て曲無し!」なんて書ける程良い曲が揃ってるわけでもなく…でもやっぱ歌詞が好きなのかな(これが理由で聴くアーティストって久々!?)。なんか沢山聴いた。Croonerは上の方にも書いた通り洋楽の中で一番印象に残ったバンド。ネオアコ+ボサノヴァ+エレポップ=ドリーミーポップ!とは本当に最初の人は良く言ったもんだと思う。そんなアルバム。ちなみに日本盤はジャケットが違う。Pizzicato Five "Overdose"はピチカートの中で一番好きだと思ったアルバム。これは(上と言ってることが違っちゃうけど)傑作の部類に入ると思う。前半から捨て曲無しで、時間が過ぎるのをあまり感じない。特に好きなのはやはり"Hippie Day"から"世界中でいちばんきれいな女の子" "クエスチョンズ"と続く流れ。曲としては上の方に書いてる通り"クエスチョンズ"が一番好きなところではあるんだけど、"世界中でいちばんきれいな女の子"の歌詞が、女性が主役として居て、それで相手の男性が居るわけなんだけど、自分的感覚としては「更にそれらを傍観者?な立場で見ている男性(小西さん?)からの視点」な詞として受け取ってて、この歌詞好きだなぁーって感じる。小沢は夏から秋に掛けて寝る前に毎日聴いてた。100円で買える(可能性のある)隠れた名盤かもしれない。世界観がまだフリッパーズ寄りだから、好きなんだろうか。僕も早いところ"LIFE"みたいになりたいところである(笑)N&Iは、"ジョニー・マー?"も沢山聴いてたし、回数でやはり5番目ってところかな。印象はそんなに無い。

実際は今年買ったけどまだまだまともに聴けていないCDは沢山ある。沢山あるというか、ダンボールに山積みされている(笑)こんな状態では、そりゃ聴く気も起きない…。整頓もしなきゃなー。暫くは欲しいCDも無いと思うので(Tahitiのミニアルバムとゴメス以外…)、Amazonから来るCDが来たら暫く打ち止めかな?と少しは思っているけれど、かと言ってそれだけ聴く時間があるかと言うと、わからないし…冬はサッカーも無いから部屋に居る時間も増えるかもしれないけど、かと言って部屋にずっと居たくもないしなぁ。昔は休みの日は一日中ネットやってたから音楽も沢山聴けたんだけど(笑)まぁ、来年はさすがに今年の一時期のように沢山CDを買うことは無いだろう。けど、素敵な音楽はまだまだ考えられないくらいあるはず。…でも、あんまりそう考えずに、とりあえず好きなアーティスト(Gomes The Hitmanとか…)のライブに来年こそ行けたらいいなと思う。でも、ピチカートとかフリッパーズ(小沢、小山田)の話書いてると、「やっぱ音楽の趣味が近くてそういう話出来る人が居たらいいなあ」とは思うね(Croonerやゴメスはそうでもないのだが…)。でもReadymadeが好きなわけでもないし、小沢はベストこそ出したが止まってるし…すぐ終わる(笑)まぁ、そんなもんじゃないかな、と。でも、ちょっと今年はここ数年では一番音楽が自己完結してたので、もう少し広がりがあればなーって、思うだけだけど思ってる。ま、来年もどうにもならないだろうけど(笑)

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